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まずは南アフリカはヨハネスブルグのアーティストSpoek Mathambo。
クワイトやクドゥロを専門にやっているどローカルなストリートアーティストでさえも、BURAKA SOM SISTEMAの活躍以降はだいぶ外側から発掘されているとは思うけれど、彼はみずから世界市場を視野に入れて活動しているアーティスト、…というかインディロックアーティストと言ってしまってもいいかな。彼の音楽は一聴ではどこのものとも判断のつかない無国籍なミクスチャーダンスサウンドで、アフリカらしさがどこにあるのかというと…、ハイブリッドでややこしい彼のあたまの中こそがどうやら南アフリカといえそうなのです。
こちら自己紹介映像。
SPOEK MATHAMBO EPK from Romain Cieutat on Vimeo.
なんともシャレオツ…。アルバムはSub Popからのリリース。
一方、こちらも自己紹介映像。
素朴…。
彼が影響をうけたソウェトのラップ音楽、彼や家族のレコードコレクション、南アにおけるHIVの脅威、アパルトヘイト以降の暗闇のなかクワイトなどのエレクトロニックミュージックとパーティカルチャーが各地で興ったこと、ガーナとナイジェリアの手作りホラー映画カルチャー(最近の彼のアーティストイメージに注目)ナドナドについて講演?している模様。語っているアルバムコンセプトについてはこの通りーー
「自分はどのように自分を表現しているか、どのようにアフリカの人々を代表しているか。そして自分の仕事を通じて「思索的なフィクション」を構築するときに、正確さというものは重要なのだろうか」
はい、ややこしさが伝わってきますね。
南アフリカには同じく、収録曲でまさにSpoek Mathamboと共演していた女性シンガーZaki Iburahimもいるし、ケープタウンにあるインディレーベルAfrican Dope Recordsはアフリカのエッジでミクスチャーなダンスレーベルとして要注目です。とはいえこのレーベル、過去には東京のレコ屋でブレイクビーツの作品が手に入ったし、いまも手に入るアルバムCDなんかは、念入りに調べなければアフリカ産だとは気付かなかったりします。この界隈は、ゲットーダンスのあのスレスレ感、ギリギリ感を求める方面からするとちょっと洗練されすぎているんですね。でも地球のだい〜ぶはじっこで、こういうものを送り出している、そのモチベーションに共感できるかもしれないとか、バイオに興味がわいてくる、そんなアーティスト達といえるかもしれません。
ミックスにも収録した曲、Let Them Talkが最新作でこんな具合になっていました。このテイクもいいですねえ。
さてもうひとり、こちらはクワイトプロデューサー現イギリス在住アーティストMOROKA。
今回はインドミックスの時とちがって、音源は現地調達ではなかったので、ネットの大海でもいろいろなアーティストに出会いました。彼もそんな中見つけた、まだリリースも少ないアンダーグラウンドなアーティスト。

インタビューでクワイトについてこんなことを話していました。
「90年代、クワイトに夢中だった。でもそのスタイルが好きだったのは自分のまわりでは自分だけだったんだ。タウンシップに暮らしていたけれど、排他的な私立学校に通っていたから学校のある平日は最悪だったよ。ロンドンに来てからあるパーティに行き始めて、そこでかかってる音楽が唯一自分の過去とつながってると感じたんだ。そしてクワイトのスタイルがいまだに評価されていたことに驚いた。嬉しい驚きだったよ。その体験が自分にとってとても深淵な瞬間だったんだ。」
そんな彼のクワイトミックスがコチラ。じわり中毒性。クワイトに興味をもった人におすすめです。
ちなみにこのMOROKA、自分の音楽を3つのワードで表すとしたら?の問いには「Unemotional, computerized, noisy」とのこと。ほうほうほう。
SpoekもMOROKAも、なんというか、「いっちょ流行のビートでも作って地元のスターになろう!」というよりは、逸脱/世界放浪の中で自分のルーツに思いをはせたり、音の中でなにか探し物をしているようなところがあって、そんなところにどうも惹かれてしまいます。
じぶんはこんな風に彼らの音やことばに触れてアレコレ想像をするばかりで、南アフリカの環境のなかにある、彼らの発想の背景となっているものについてはほんとうに知らないことだらけだなーと感じるわけです。
そんな彼らの楽曲を収録している♡♡AFRICAーーインフォはこちらから♡







